やりくりナースの学校行事と仕事の調整術

やりくりナースの学校行事と仕事の調整術


学校行事と仕事のスケジュール調整に工夫する、
ママさん看護師の体験談を紹介します。

夜勤を利用して日程調整するナースの体験談

子供の小学校入学を機にパート看護師として復職しました。

パートを選んだのは正社員よりも比較的に自由に時間を使えるからですが、やはり給与面では不満も残ります。

同じだけ働いているのに、あまり仕事のできない新人よりも私のほうが給与が安いのかと思うと悔しい思いをすることも。給与面の差をカバーしたくて、ついついシフトに夜勤を多く入れがちです。


夜勤はキツイと言われることが多いですが、ことママさん看護師にとって夜勤はデメリットばかりだとは言えません。夜勤をいやがる若い人もいるので、上司からはありがたがられています。
ただ、夜勤はたいへんなことは確かにたいへんです。夜中に仕事をするということは睡眠時間は昼間。
そのまま夜勤中心の生活を続けられれば調子も狂わないかもしれませんが、短期間で日勤のシフトが入ると生活リズムが逆転して不規則な毎日を送ることになります。

一番問題なのは家族と生活時間が合わなくなることです。私は子供と夫が寝ている間に看護師として働き、学校や職場に行っている間に仮眠を取っていますが、これはこれで働き方のひとつだと私は思っています。

日勤と同じ時間働いても夜勤だとプラス夜勤手当がつきます。夜勤手当も時間帯によって料金に差があって、一番高いのが深夜勤務。昇給やボーナスのないパート看護師にとっては夜勤手当は魅力です。

また、学校行事と看護師のシフトとの調整に便利な点も夜勤の良いところ。

日勤だけをしていると、日中に行われる運動会や授業参観などに参加するためには仕事を休まなくてはなりません。
しかし、夜勤をした場合にはその終了後の昼間は仕事明けとなって勤務せずに済みます。体力に問題なければ、朝から運動会や授業参観に仕事を休むことなく顔を出せるというわけです。
もちろん、そんなときは家事を休んで、その合間に仮眠を十分に取っておくようにしていました。
あまり頑張りすぎず、仕事や育児、家事をママ友や家族に協力してもいながらしていけば、看護師と家庭の両立はけっしてできないことではないと思います。